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カブ70・乗り比べ

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junz06さんのC70DX、セッティングの最終判断にノーマル状態のカブ70と乗り比べるため、会長cubmo宅へ向かいました。



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会長宅の玄関室には プコブルーのリトルカブがディスプレイされていました。
ここに置いておくとお客さんからの評判が良いとのこと(^^)
貴重なプコブルーSpl.はディスプレイにもってこいのカッコ良さですね。



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会長が車両を準備する間、しばし待ちます。
しかし日が短くなりましたね~。



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早速C70カスタムで登場、エンジン本体は同一の車両です。


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junz06号、 C70DX('98) 走行23,800㎞
・タイカブ調マフラー
・エアクリーナー吸入口拡大
・メインジェット#78→#80
上記以外はノーマル状態です。



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cubmo号、 C70カスタム('95) 走行5,400㎞
※フルノーマル車両




陽も傾きつつあったので、道の駅さくらの郷までのショートツーにしました。
行きは車両を交換してみます。

交換して乗って分かったのですが、今回O/Hしたjunz06号は全体的に軽く回るフィールです。
そして高速域のひと伸びが確実に勝ります。

会長のC70カスタムも絶好調だと思っていましたが高回転域はそれを上回ります。
トルクバンドが全体的に上へシフトした感じですね。(引き替えに極低速域のトルクは痩せてしまったようですが)

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パワーピーク以降の回転の伸びは明らかに上回り、巡航からの加速勝負で70DXに追い付けない状況が続きました。
ノーマルのくぐもった感じが一皮むけ、軽く回って行くフィーリングです。

会長も「上まで回した時の感じが違う」と興味津々でした。
エンジン本体に手を加えないファインチューニングでもここまでフィーリングが変化すると奥深いですね。


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さくらの郷までランデブー走行ならぬ サイド・バイ・サイド状態でお互いの車両を味わい尽くしました(^^)

会長、テストライドにお付き合いありがとうございました(^^)


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by love_cub | 2014-11-30 08:48 | カブメンテ | Comments(4)

カブ70・クラッチO/H

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junz06さんの スーパーカブ70、自動遠心クラッチのオーバーホールをしました。

以前カブ90のO/Hをしたことがあったので大丈夫だと思います(^^)



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作業前にエンジンオイルを抜いておきます。


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右クランクケースカバーを外します。
プラハン等で軽くショックを与えて根気よく外します。



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この時、クラッチリフターやアームなど色々外れますので、順番や向きにご注意を。



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クラッチアウターカバーを外します。
この皿ビスは固く締まっておりナメやすいので、ショックドライバーの使用をお勧めします。


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クラッチロックナットの周囲にはスラッジがびっしりと付着しています。
ここはオイルラインにつき、オイルに混じった不純物が遠心分離されます。

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このとおり、大量のスラッジが!
オイルが生命線のカブにとって定期清掃箇所に指定したい項目ですね。



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オイルフィルタースクリーンをチェック、結構ゴミが付着していました。
ここのクランクケースの一室も汚れを落とします。



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クラッチは、専用工具が必要です。
私は回り止めにフライホイールプーラーを使用しましたが、クラッチアウターは薄く変形しやすいので、極力クラッチアウターホルダーを使用することをおすすめします。


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クラッチを裏返し、セットリングを外します。



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これでバラバラに、小さなスプリングがあるので紛失に注意しましょう。

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クラッチフリクションディスクを点検しました。(単位:㎜)
・ディスクA: 新品3.2/ 実測2.7/ 限界2.3
・ディスクB: 新品4.0/ 実測3.5/ 限界3.0
・クラッチプレート:実測2.5/限界2.0


各ディスクは半分程度に減っていました。走行の割には摩耗が早めに感じます。焼け色はさほどではありません。
2万3千㎞&16年のC70がこの程度ですので、走り方にもよりますが5万㎞がクラッチの寿命と考え良いと思います。
しかし至って普通に走っているので、分解してみないと分からないものですね。(^^;)

プレート類は今回は再利用します。


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クラッチプレートの摩耗痕はさほどではありませんが、裏表を逆にして組んでみます。
この技はマサタケさんから教わりました(^^)


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クラッチアウターを更に分解します。


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クラッチスプリングを点検、新品(上)と比べると短くなっているのが分かります。



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新品20.2/ 実測18.8/ 使用限界17.5㎜
こちらは1個200円くらいでしたので交換しました。




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ガスケットは根気よく剥がしました。これが疲れる(^^;)

ガスケットは純正品を使用します。


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さて、組み付けです。

トルク管理が必要な箇所がありますので、必ずトルクレンチを使用しましょう。

クラッチ周辺の細かなパーツがあるので車体を左に少し寝かせて組み付けると楽です。




組みあがったらクラッチの調整をします。

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ロックナットを緩め、アジャストボルトをマイナスドライバーで、
・右に1回転
・左に重くなるまで回す
・そこから1/8回転戻す

最初の状態が分かるように、目印を付けておくと目安になります。



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今回ガスケットには液状ガスケットも薄く塗布しました。
モレ防止のおまじないということで、こちらもjunz06さん検証願います(^^;)



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再始動の際はオイルの入れ忘れにご注意を(^^)

今日は雨、試運転はお預けですね・・・。



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by love_cub | 2014-11-29 08:08 | カブメンテ | Comments(4)

試乗記/MT-07・最近気になった一台

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最近ちょっと気になっていた一台を試乗してきました。



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ファン・トゥ・ライドなバイクに乗りたかったことで購入したSRXでしたが、いかんせん古さは隠せず、近年の飛躍的に性能向上したモーターサイクルの乗り味が羨ましくなってきたのも事実(^^)


そんな中、デザインや価格も含めて現実的な意味で乗って痛快なミドルクラスの筆頭というとトライアンフ ストリートトリプル85でした。

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これは昨年どうしても気になった一台だったので試乗しました。
その素晴らしい動力性能に目からウロコの思いでした。しかし買い替えを決意させるには至りませんでした。(ちょっと高価ですしネ・・・)




それが最近出たこの一台、気になって気になって・・・。
気付いたら試乗の予約お願いしていました。

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YAMAHA MT-07
・全長2,085mm ×全幅745mm ×全高1,090mm
・シート高:805mm
・車両重量:179kg〈182kg〉*ABS
・定地燃費値:38.4km/L(60km/h)2名乗車時
・WMTCモード値:24.1km/L(クラス3,サブクラス3-2)1名乗車時
・エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
・総排気量:689cm3(80.0×68.5)圧縮比:11.5
・最高出力:54kW(73PS)/9,000r/min
・最大トルク:68N・m(6.9kgf・m)/6,500r/min
・燃料タンク容量:13L(無鉛レギュラーガソリン)
・変速機:常時噛合式6段リターン式
・タイヤ:前120/70ZR17/後180/55ZR17
・乗車定員:2名

ヤマハが久しぶりに放った軽量コンパクトな走る楽しさを追求したロードバイクです。

一足先にデビューした MT-09の流れを汲むスタイリングに、今後のミドルクラスのスタンダードとなるであろう新設計700㏄並列2気筒エンジンが組み合わされます。


訪れたのは YSP福島店 です。

時節柄か店先にはブルーの除雪機がズラリと並んでいました。

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外観はストリートファイターと思えば大人しめですが、全体的にエッジの効いた前衛的なデザインで、知らない人が見るとMT-09との区別は難しいかもしれません。

ライト上のむき出しのボルトはスクリーンを装着する前提なのだと思いますが、ヤボったくてなんとも格好悪いですね。


実車は見た目にもコンパクトさが分かります。

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隣のMT-09が山のように見えると思ったらヘッドライトの位置がだいぶ違いました。MT-07のライトはより小さく低い位置にあるので見た目に与える印象はソフトなものですね。
車格は250~400㏄並みにも見えます。

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ミラー形状は最近多い多角形ですね、車体のデザインに合わせた形状だと思います。



引き起こしも軽く、日常の取り回しも良好だと思います。
足付きは良く、SRXからの乗替えでも問題は無さそうです。ステップは意外と前に感じました。

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シートの一番前に跨り足を着くとステップにスネが当たる感じの位置です。
※手前がMT-07、隣がMT-09のシート


ハンドルはやや遠目に感じました。もう1㎝手前でも良いかなと思います。

以前に乗ったストリートトリプルのほうがはるかに戦闘的ポジションでワインディング向けですが、街乗りメインで考えるとMT-07は常識的なライポジだと感じます(^^)



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エンジンを始動させると「ポコポコポコっ」と軽めの排気音がホッとさせます。弾けるような音ではありませんが、回転を上げても耳あたりの良い優しい音です。
ツインエンジン特有の「ドコドコッ」とした鼓動を期待すると拍子抜けするかもしれません。


走り出してからもソフトな印象のエンジンでしたが、2速にシフトアップしアクセルを捻るとフロントが グワッ!と浮き出すくらいのトルクは瞬時に立ち上がります。270°クランクのトラクション効果でしょうか。乗るとリアタイヤのサイズ(180/55ZR17)が納得できるトルクであることが分かります。
人を驚かすような動力性能ではありませんが、3500rpmも回っていれば一気に加速していきます。私のSRXの2台分のパワー&トルクがあると感じました(^^)

そしてこうした一連の挙動には軽さが効いていると思います。


今回、コーナーというほどのコーナーがなく(交差点程度)、旋回性能を試すことはできませんでしたが、極太のリアタイヤがしなやかに、ソフトに路面を追従しいているのが印象的でした。

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スイングアームはクランクケースピボットを採用しているところがドゥカティにヒントを得ているのかなと思いました。

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そしてこの鋼管フレームとピボット部をつなぐ部分はアルミの削り出しで剛性を上げていると思っていたのですが、実は樹脂のサイドカバーでした(^^;)
ま、ですよね、この価格ですからそこまでは望めません(^^)
※ステッププレートとヒールガードはアルミ製です



街乗りでは見切りの悪い交差点で一旦停止をし、少し前に出る動作など日常的な場面での使いやすさは特筆ものと感じました。気難しさも感じられず非常に取り回しやすい車両です。


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ブレーキはヤマハお家芸のモノブロックMOSキャリパーに小径φ282ローターのダブルディスク。
ラジアルマウントでも倒立サスでもありませんが軽量な車体には必要十分な制動能力です。

ホイールも軽快なデザインです。



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メータは、水温計、燃料計、ギアポジションなどを装備、タコメータのバーは下側に表示されるのが珍しいです。
また水温計を表示させるには切り替えボタンを押す必要があります。


ハンドル幅は適正と感じましたが、ウインカースイッチの位置が慣れませんでした。

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通常あるだろう思い指を出した場所には何もなく、その高さで更に内側に指を動かすとホーンがあり、思わず鳴らしてしまいました(^^;)これは慣れが必要と思いました。
ワイヤー式のクラッチはやや重めです。


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右スイッチボックス、セルスタートとキルスイッチが一体型となっています。セルスタートでは手前に引きますので、走行中に誤操作しない指の動きとなり理に適っていると感じました。



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エキパイのうねり具合がこだわりでしょうね、サイレンサーはSRXに非常によく似た形状です(^^)
※ちなみに冷却水のリザーブタンクがエキパイの脇に! コケたとき大丈夫なの?


常用域を重視した73馬力が非力と感じる場面はそうそうないと思います。
どうしても兄貴分のMT-09と比べられそうですが、09の車格は遥かに上ですので全く別のバイクと考えるのが自然でしょう。

軽量コンパクトマニアのSRX乗りとしては非常に気になるバイクの一台ではないでしょうか(^^)

私も特にヤマハ好きと言う訳ではありませんが、デビュー前から気になっていましたし、MT-03の時よりSRXの再来を思わせます。


ライバルを挙げるとすれば、ストリートトリプル85ER-6n、390DUKE
車格も価格も一クラス上になりますが、走りが近そうという点では MONSTER696でしょうか。


毎日の通勤にも楽に使え、週末はワインディングでファンライドをする。そんな方にピッタリだと思います。
また静かなエンジン音は住宅街での走行にも気を遣わずに済むと思います。



汎用性の高そうな700㏄ツインエンジンは、今後のバリエーション展開としてデュアルパーパスモデルや、ツアラーが出るのでしょうね。


既に欧州では MT-09 Tracer が発表されました。

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他社のアドベンチャーモデルよりもロード寄りに振られた印象ですね、TDM900の後継機種としての役割も担っているのかもしれません。



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久々に乗りたいと思わせたバイク、価格(税込699,840円)も頑張っています。※無理すれば買えそうな錯覚に陥りそう(^^;)

何より軽量に仕上げられたことで、乗りやすく楽しい新世代のバイクと感じました。ヤマハの本気が伝わってきます。

しかし最新のバイクの進化ってスゴいですね~(^^;)


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by love_cub | 2014-11-27 01:10 | Comments(7)

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線

junz06さんのC70DX、キャブセッティング編です。

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この70エンジンは腰上O/Hこそしましたが、単に組み直しただけのフルノーマルエンジンです。

しかし、今回タイカブのコピーマフラーに交換しましたので若干抜けは良くなっているはずです。
エキパイの内径も 18 →21㎜と太いものでした。

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_18013083.jpg
ノーマルセッティングで走るとパワーが付いてこない感じがします。
多分薄いんだな~と思いメインジェット交換をしてみることにしました。

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プラグチェックでもやはり薄めのようです。


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エアクリーナーを外し、キャブにアクセス。


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ジェットが見えます。上側がメインジェットです。



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カブ70の純正は #78番が付いています。

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今回、周辺の番手を揃えておきました。

まずは2番手上げて #82にしてみました。


試走行すると、混合気の供給が追いついたことが実感できます。さっきまでの空走感が無く、パワーピーク付近ではカムに乗った気持ちの良い回転上昇を見せます。
ただ、全開付近からアイドリングに戻った時の生ガスの匂いやゴボゴボした感じから、濃いめだと判断しました。



と、いう事で1番手下げて#80に変更してみることに。

再度試走へ、すると走り始めてすぐに・・・、あれ?

なぜか全く吹け上がりません。

これはおかしい!すぐに戻って再度キャブをバラしました。

#80だと純正の1番手上なのでさほど変わらないはず、しかし明らかに燃料の供給が追い付かない感じだった・・・。

純正のメインジェット#78を見ると、マイナスの溝が深く太いので、ひょっとするとこれだけで吸い込みが違うのかな・・・。
ホンダ純正のメインジェットはチューニングタイプで番手に互換性がない?

そう思ってもう一度純正#78番に戻し、ニードルのクリップを1段下げてみます。


よ~し、今度こそ・・・。と思ったらまた同じ兆候!

うわー!これはおかしい、キャブじゃなくて点火系か?


真っ先に思いついたのはプラグとCDI

プラブは確かに古かったが、まだ使えるはず。しかし中身がダメになっている場合もある。

それ以外だとコード?コイル?CDI?

プラグは問題ない、コードやコイルも何もいじっていない、これはCDIか?

試しに社外CDIを付けてみると、今度は吹け上がる! ・・・が、それでも8~9千回転から上が吹け上がらない。パワーピークより少し上がリミッターが効いたように回らない。

え~っ!なんで? さっきまで何ともなかったのに・・・。

CDIの付け替えで変化したことからトラブルシューティングを点火系に絞って考えてみます。

この際プラグは新品にしよう、300円くらいで疑義が確実につぶせる。

プラグコードは確かに劣化しているが突然は逝かないだろう、とするとコイル?、CDI?

まずCDIの導通や抵抗をチェック、規定値からやや外れる数値もあるが、ストックのCDIとほぼ同じ値なので問題無し。


次はCDIを外したハーネス側のカプラーから各部の点検を試みる。
・メインスイッチ/導通確認
・エキサイタコイル/ほぼ基準値内
・ジェテレータ/基準値内
・IGコイル一次側/ほぼ基準値内

う~ん、正常か・・・。念のためリトルカブの数値も測定するもほとんど同じ数値なので問題なしでしょう。


最後にプラグコードを測定してみると・・・
あれ? 0? ゼロ
抵抗を測定すると「」です。
という事は断線? えぇっ?だってさっきまで走っていたじゃん!

・・・ま、原因が特定できたからいいか。

ということで外してみることに。

プラグコードはコイルと一体式です。そして燃料タンクの下という深い場所に付いていいます。

燃料タンクを固定しているボルトを外しただけでは燃料ホースが伸びずにコイルまで到達できません。
燃料コックをOFFにし、コックのキャブから外して燃料ホースをタンク側に引き寄せられるようにして作業します。

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タンクをズラすとコイルにアクセスできます。

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これがコイル・・・うわっ! 汚なっ!・・・、石化してる?

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サイドカバー内のこのネジを外すとステーごと取り外せます。


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取り外してみると・・・、なんとキャップが“ポロっ”と抜け落ちました!
そうか、ここがゆるゆるだったからか・・・。

どうやら長年の使用により少しずつコードが抜けていったようです。

じゃぁ、差し込めば使えるじゃん!

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_17531293.jpg
早速仮に差し込み、抵抗を測定

抵抗値は8.41kΩ、基準値は7.3~10.7kΩなのでOK!

ただ抜けただけで再利用できそうです。

ま・・・原因も特定できたし良かったのですが、どっと疲れが出てきました。
※実はこの特定までに丸1日かかっています(^^;)

junz06さんの出費も抑えられたし、めでたしめでたしかな(^^)



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プラグコードは先端を1㎝切って新しい接触面を出します。
キャップとの接合部には漏電防止にシリコンコーキングをしておきました。


カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_17563933.jpg
改めてキャブセッティング、純正番手#78+ニードルクリップ1下げで走ってやはり薄い感じです。

最終的に#80に落ち着きました。若干濃いめですが安全をとってこの程度に。しばらくこれで様子を見ましょう。



そのまま普段から70に乗っている会長cubmoの家へ、

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_17532749.jpg
あいにく仕事中(田んぼへ堆肥ふり)でしたが、少し話しをしました。
試乗はしませんでしたが、「乾いた音だね」と真っ先に感想を。マフラーの音にピンときたようです。

カブ70のフィーリングについては50・70・90の中でベストというcubmo。街乗りからツーリング、林道、どの場面でもこれ1台でこなせ大満足とのこと。
特にエンジンとギア比の設定が絶妙とベタ褒め状態です。

junz06さんのカブ70、預かっている間に一度乗りたいとのことでしたのでテストライドしてもらう予定です。



あ・・・junz06さん、そうそう、そういえば・・・。
エアクリーナー加工しちゃいました。
セッティングの最中、マフラーに対しどうも吸い込みが悪いと感じ吸入口の拡大をしました。

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_17213106.jpg
左がノーマル やくφ12㎜、 右が加工後 φ13.5㎜
約2㎜の拡大ですが断面積で10%アップします。
抜けの良くなったマフラーとの相性を考えて加工してみました。

カブ70・キャブセッティング~プラグコード断線_a0279883_17213931.jpg
結構削りましたよ~、ごりごりと(^^)
これで軽く回る感じになりましたよ~。(実証試験よろしくです)


え? ノーマルマフラーに戻したらどうするって?
その時は・・・買い替え・・・て・・・下さい(^^;)


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by love_cub | 2014-11-24 18:13 | カブメンテ | Comments(12)

カブ70・試走行

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junz06さんのC70DX、腰上O/Hが完了したので試走行をしました。

新品キットに入れ替えた訳では無いのですでにアタリは出ていますが、組み直した各パーツが馴染むまでは優しく乗ってみます。

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スムーズに上まで回って気持ち良いです。交換したバルブスプリングも良い働きをしているのだと思います。



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試走と言いつつ結構遠出し、着いたのは 道の駅さくらの郷です。

yoshidonさんが急きょ大きい物ツーを企画、大型二輪4台が揃いました。


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gyuさん、ZRX1200R
いつもピカピカにされています。



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katuさん、VFR1200X クロスツアラー
スゴ~イ、コカしたら泣いちゃいそうです(^^;)



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yoshidonさん、CB750
こちらもキレイ!にされています。



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ちゃあさん、Ninja1000
意外とポジションは楽なのにビックリでした(^^)引き起こしも軽い!


皆さん良いバイクをお持ちです、そして皆さんバイクのブログをされています(^^)



あ、一台忘れていました、
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junz06号、スーパーカブ70DX('98)
タイカブマフラー以外はノーマルですが走りますね~。
静かなアイドリングからするするする~っと、気持ち良く伸びます。私もコレでカブツーしてみたいです(^^)



カブ70・試走行_a0279883_08221347.jpg
おっきい物ツーの皆さんのフライトを見送り、私は戻ります。
ここまで走ってみて、ガスが薄いと感じました。上まで回るのですが出力が感じられません。
プラグはやや白みを帯びていました。このまま走っているとエンジン壊しちゃうかも(^^;)
メインジェットは持ってきたのですがここで店を広げる訳にもいかず、このままゆっくり帰ります。


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ノーマルでこれだけ走れば充分ですね、か細い吸気音にも癒されます(^^)
日中も天気が良さそうなのでセッティング&試走ができればと考えております。

70に乗っている会長cubmoにも乗ってもらって意見を聞きたいと思います。


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by love_cub | 2014-11-24 08:41 | カブメンテ | Comments(2)

カブ70・腰上O/H(組立編)

カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03442461.jpg
junz06さんのC70DX、腰上O/H(組立編)です


前回のポート加工で組み上げの準備は整いました。
各ガスケット部のオイルストーン当て、孔のエアー吹きもOKです。



まずヘッドの組み立てをします。

カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03432146.jpg
ステムシールは新品に交換しました、これは必須ですね。
バルブを入れる時に傷が付かない様にステムにキズが無いか確認し、オイルをたっぷり塗布してから挿入します。


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03433757.jpg
バルブスプリングコンプレッサーで組み付けます。
これは四輪用の汎用品を使用していますが、特に不具合なく活躍しています。

カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03434311.jpg
コッターを取り付けたらプラハン等で馴染ませます。


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03435416.jpg
カムシャフトとロッカーアームを取り付けます。
ロッカーアームシャフトは向きがあります、内側にネジ山が切ってあるほうが挿入側(右側)です。
IN側、EX側 ともに部品は共通ですが元の場所に組み込むことが原則です。私は油性ペンで印を付けました。


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03440016.jpg
※この段階でバルブクリアランスを調整しておくと楽ですネ


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03440782.jpg
ガスケットを剥がしてオイルストーンで面取りする都合上、シリンダーのスタッドボルトは外しました。
元あった位置が分かるようにしておきました。 ※自分のだったらやらないと思います(^^;)


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03441769.jpg
ピストンリングを取り付け、コンロッドに組み込みます。


≪ちょっと脱線します≫
私知らなかったのですが、カブ70と90ではピストンの形状が違うのです。
ライ・スケさんから情報を頂いたのですが、カブ70よりカブ90のほうが長いというか、トップの厚みがあります。
※過去にバラした90のピストンを見ましたが確かに長い!

カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_04485856.jpg
↑ちょっと見づらいですが、上が70で下が90です。
トップ、スカート部ともに1~2ミリ長いと思います。

更に70のピストントップがほんのりとペントルーフ型なのに対し、90は平坦な形状です。

カブ70に90のピストンを入れると圧縮が高くなるそうです。もちろんそのまま付けたのではスキッシュエリアに干渉しますのである程度の加工は必要になり、更にはハイオク仕様となりそうです。

私はてっきり70と90は同じピストンを使用していると思っていました。
でもこれを訊いたとき、なぜカブ70が高回転型なのか合点がいきました。

カブ90より70は 低圧縮=ピストンが短い(薄い)=軽い!
私はピストンスピードの関係だけで高回転型と思っていました。
これにはピストンの軽さも起因しているのだと思います、と言うか間違いないでしょう。

更に同時期のカブの圧縮比は、
・カブ50/10.0
・カブ70/9.0
・カブ90/9.1

カブ70は90に比べ若干低圧縮となっています。
あえて圧縮比を抑え、回る仕様のエンジンに仕立てたのでは・・・とか考えると楽しいです(^^)

junz06さん、次回O/Hではピストンの軽量化とクランクの精密芯出し決定ですね!(^^)


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03442461.jpg
ノックピンやゴムパッキンを交換し、シリンダー(塗装済み)にピストンを挿入します。

リングは120°ずつズラして配置します。更にオイルリングは上下を30°ずつズラします。

ピストン及びシリンダー側面にはオイルをタップリ塗布します。



カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03443230.jpg
塗装したシリンダーは接合面の塗装は除去しておきました。
※ここでガイドローラを取り付けるのをお忘れなく。



カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_03444491.jpg
更にヘッドを結合させます。

フライホイールの Tマークと、カムスプロケの ○マークが合致するようにチェーンを合わせます。


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_04112058.jpg
ヘッドボルトはトルク管理が必要になります。
対角に少しずつ締めます。


私はここでもタペットの間隙を確認しましたが、変化無しでした。



カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_04120052.jpg
ヘッドカバーを取り付ければエンジン本体の組み立ては完了です。


カブ70・腰上O/H(組立編)_a0279883_04120666.jpg
キャブレター、マフラーを取り付けます。

キャブレターは半年前にO/H済み、今回再セッティングしますがひとまずデフォルト状態で組み付けます。



・・・と、まずはエンジンを閉じることができたので一段落です。

今回はここまで、セッティングは次回の楽しみに取って置きます(^^)


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by love_cub | 2014-11-23 09:00 | カブメンテ | Comments(5)

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00490563.jpg
junz06さんのC70DX、腰上O/H進行中です。



今回、ヘッドの洗浄をしていたら妙にポートの段差と言うか出っ張りが気になりました。

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00414360.jpg
この段差は製造上のバリか、それとも設計上必要なモノか分かりません。
ただ機械としての理想を考えると、ここは滑らかに燃焼室につながる形状のほうが理に適っていると思います。


う~ん、見れば見るほど気になる、削りたくなる・・・。

という訳で人生初のポート加工をしてみることにしました。
リューターやドリルはあるので大丈夫、できる気がするという確証の無い自信から作業を始めました(^^)

ここで言うポート加工は吸気の流れを滑らかにすることで、ポート径の拡大ではありません。
あくまでもバリを取ったら終わりで鏡面加工なども行ないません。

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00414808.jpg
では早速ガリガリと。

どの程度削るかは見ためと触診です。削り過ぎてここだけ広くなっても吸気はスムーズに流れないでしょう。

仕上げは他の内壁と同様ザラつきが残る程度に留めます。

排気側は鏡面仕上げでも良いと思いますが今回はそこまではやりません(^^;)

バルブステム内に削りカスが入らないようにマスキングしておきました。
加工後は灯油で洗い、エアーで飛ばします。


カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00421167.jpg
段差は解消しました。この後ペーパーを少し当てたのでもう少し滑らかになりました。

しかしこの作業がどの程度走行に影響して来るかは分かりません。
馬力はまったく変わらないと思いますし、フィーリングも体感できるほどの向上は望めないと思います。
これも実証実験ということで(^^;)


次はバルブの擦り合わせをしました。
カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00421751.jpg
地味な作業ですが妙に落ち着くので私は好きです(^^)


カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00422944.jpg
ステム部も軽く磨いておきました。


カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00423547.jpg
バルブシートとの当たり面のチェックです。
標準値1.0㎜/実測1.0㎜/使用限度/1.6㎜ OK!



さて、ここで一気に組み上げたいところでしたが、実はクラッチの部品と一緒に頼んでいたピストンピンがまだ入荷しておらず組み立てはお預けです。

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00424302.jpg
ピストンも磨き、ガスケット類もほぼ剥がし終えました。


O/Hで一番時間と手間が掛かるのがガスケット剥がしだと思います。
ホントにこれさえなければO/Hの効率も上がるのに~と思います。

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_00412746.jpg
頑固なガスケットは「ガソリンに浸すと剥がれやすくなる」とサービスマニュアルにありましたので試してみました。
確かに浸透させた部分は剥がれやすくなりますが、心情的に作業でガソリンを扱うのは怖いです(^^;)




あ、そうそうjunz06さん、シリンダーブロックがサビサビだったので塗装しました。

カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_20331278.jpg
耐熱塗料を使用しましたが、手持ちが艶消し黒(純正は艶あり)しかなかったのでちょっと印象が違う感じです。


カブ70・腰上O/H(ポート加工とか)_a0279883_01022066.jpg
こちらは塗装前の状態。純正は鉄製なのでサビるんですよね。

どの程度もつか、 junz06さんこちらも実証実験よろしくお願いします(^^;)



腰上O/Hもいよいよ大詰め、楽しい夜は続きます(^^)


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by love_cub | 2014-11-22 09:00 | カブメンテ | Comments(4)

カブ70・マフラー溶接

入院中の junz06さんのカブ70、折れたマフラーの修理をしました。
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このとおり、輪切りになった後針金で吊って600km走行したため、合口が擦れて変形していました。
フランジもフリーにはならない状態です。



キレイな溶接は望めませんが、行きつけの板金屋さんに相談したところ・・・。
カブ70・マフラー溶接_a0279883_20550701.jpg
「見た目悪くてもかまわなならやってみましょうか」 とのことで、

カブ70・マフラー溶接_a0279883_20293260.jpg
30秒後にはバチバチっと(^^)


カブ70・マフラー溶接_a0279883_20322687.jpg
はい、出来上がりです。
本当は車体に付けた状態で仮止めしてから溶接したかったそうですが、火花で塗装がヤラれそうでしたので、合口に印を付けて持ち込みました。

本当の溶接屋さんでは絶対やってくれない「いいあんばい」の仕事ありがとうございます(^^)



このままだとすぐサビるので耐熱塗装をしました。
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junz06さんゴメンなさい、黒しかなかったもので(^^;)



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内側は段差と仮止めで走った時のメクレがあったので修正します。

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リューターを差し込んで、チュイィ~ンと。

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修正完了、段差が解消です。
入口の径もほんのり拡大し、滑らかにしておきました。

一度折れたマフラーですので強度は落ちていますね、予備用として取って置くことをオススメします。


明日からいよいよエンジン組み立てに入りたいと思います(^^)

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by love_cub | 2014-11-20 20:57 | カブメンテ | Comments(4)

カブ70・腰上O/H(分解編)

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Junz06さんのC70DX、エンジンの腰上O/Hに取り掛かりました。




カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23121546.jpg
バラす前に試乗(代替えマフラーにて)したのですが調子は良好です!
するするする~っと回転が伸びて行きます。中間域は線の細い印象ですがそれがかえって伸びの良さを強調しているのかもしれません。
排ガス規制前のC70最終型、なかなか侮れませんよ~(^^)

機関の調子の良さに「このままでも良いんじゃない?」と思うくらいでしたが、'98年式、走行23,700kmを考えると一度O/Hしても良い時期かもしれません。
何よりしばらく放置されていたと思われる車両が junz06さんの手に渡ってから半年で3,500km走行、数多のカブツーでピンクナンバーカブ群と渡り合ってきた車両です。
今回のマフラー破損での入院が、酷使された車両をメンテする良いタイミングとなるかもしれません。




カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23131493.jpg
バラす前にエンジン周りの洗浄をしました。
ヘッド&シリンダー部を軽くブラッシングし、エアーで吹いておきます。


そしてその夜、分解開始です!

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キャブやマフラーを外し腰上をフリーにします。

いよいよヘッドを外してみると・・・

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23142879.jpg
カーボンの付着は思ったほどではありません。燃焼状態は良好のようですね。
一見真っ黒に見えますが薄いススの膜があるだけで実はキツネ色をしています。マフラー破断の状態で600kmのツーリングを走ってきた事によるカーボンの付着だと思います。
実燃費はツーリングで 60~64km/Lとかなり良好です。




カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23144760.jpg
ピストンのカーボンはじっとりと少し厚めです。



続いてシリンダーを外します。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23151833.jpg
固着もなくすんなりと外れました。

トップリング上の側面は若干の縦スジが見られるようです、洗浄後に確認してみます。


カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23154551.jpg
シリンダー内には性能に影響を及ぼしそうな大きなキズはありません。


こちらも洗浄後に各部の測定をしてみました。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23161299.jpg
実測47.00㎜/使用限度47.05㎜
ノギスの精度で読むには厳しい数値ですが47.00㎜ジャストでした。
シリンダー上下で径のバラ付きや歪みは見受けられませんのでOKとします。



続いてピストンの点検です。
ピストンスカートから1㎝上の部分を測定します。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23165791.jpg
実測47.00㎜/使用限度46.90㎜以下
OK、再利用します。



ピストンリングを外しシリンダーにセットし、合口の間隙を測定します。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23173319.jpg
トップリング
実測0.27/使用限界0.5㎜

セカンドリング
実測0.18/使用限界0.5㎜

オイルリング
実測0.65/使用限界1.0㎜

いずれも使用限界を超えない範囲ですので再利用可能です。馴染んだリングのほうがアタリが出ていて良いと思います(^^)




続いてヘッドをバラしてみます。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23184241.jpg
バルブステムにも傷等無く綺麗な状態です。
見た目には歪みも無いようですので洗浄してから歪み等チェックしてみます。


アタリ面が少し荒くなっていました、擦り合わせで解消することを願います(^^)




カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23195878.jpg
排気側のマニホールドはクリーナ&ブラッシングでキレイになりました。
堆積物は無く、かなり良好な状態で燃焼していたことが伺えます。調子良かったですからね(^^)



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カムシャフト、ロッカーアームとのアタリ面にも目立った傷は無く再利用可能です。オイル孔の詰りもありません。
ベアリングもガタなくスムーズに回ります。




バルブスプリングは交換を前提としておりましたが長さを測定してみます。

カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23211563.jpg
アウタースプリング
規定値36.0/実測34.8/使用限度34.0㎜

インナースプリング
規定値32.0/実測31.2/使用限度31.2㎜
※インナー側の値はシビアですね~(^^;)


カブ70・腰上O/H(分解編)_a0279883_23223510.jpg
※新品との比較↑
アウター側は使用限度まで余裕がありますが本来の性能を取り戻すには交換が必要ですね。

ノーマルスプリングは結構柔らかくスプリングコンプレッサーなしでも縮むくらいです。
カブの常用回転域は高めにつきサージング防止に異なる特性のバネを使用しているんですね。そしてこのソフトなバネ設定はカブの平和な乗り味に欠かせないモノだと思います(^^)



さて、ガスケットを剥がす作業に時間がかかりますので、ひとまずここまでとします。


junz06さんに状況報告し、エンジンは大きな問題が無かったので追加作業として・・・
クラッチO/Hをオススメ →了承頂きました(^^)


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by love_cub | 2014-11-18 23:38 | カブメンテ | Comments(2)

カブ70入庫/Junz06さんのC70DX

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以前手掛けた Junz06さんのC70DXが緊急入院しました。


カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_06542889.jpg
入院理由はマフラーがポッキリ折れてしまったことです。

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このように根元から逝っています。

事の詳細は yoshidonさんの記事にて紹介されています。


カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_06582069.jpg
ステンワイヤーで応急処置をしてツーは続行したとのことでした。
しかしこのままだと「ビチビチビチッ」と、不快な音が(^^;)


マフラーは一度外して磨いたりしましたが特に気になるところはありませんでした。腐食が進行していたのだと思います。
なんせ メンテ前はこんな感じでしたので・・・。

今回修理できるかも含めて入院して頂きました。しかし溶接はキビしいかもしれません。

なので代替えマフラーとして、C100EXのコピーマフラーを考えています。
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いわゆるスラッシュカット型です、以前私のリトルに装着していたものです。

カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_07371189.jpg
音量も純正並みに静かで結構カタチも好みです。

でもちょっと加工が必要です。
カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_07375378.jpg
このようにスイングアームが干渉します。

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また、ブレーキペダルも干渉します。

どちらも小加工でなんとかなると思いますので、このマフラーを装着してセッティングを詰めてみます。



カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_07045392.jpg
あと、リアタイヤがかなり減って来たので交換依頼を受けました。
ミシュランM35、3,500㎞走行ですがこのくらい減ってしまいます。ハイグリップですからね。



カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_07400330.jpg
また、今回は腰上の点検も引き受けました。
Junz06さんはノーマル72㏄のフィールが好みなので、あくまで純正のままいきます(^^)



カブ70入庫/Junz06さんのC70DX_a0279883_07405895.jpg
私のお譲りしたカブなので責任をもって仕上げさせていただきます。

しばらくはこのC70で楽しめそうです(^^)



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by love_cub | 2014-11-17 07:43 | カブメンテ | Comments(6)