junz06さんのC70DX、作業依頼を受けました。
自走で入庫された時に響き渡った排気漏れの音、何とも切ない気持ちになりました…。このままではエンジン及び車台にも悪影響が及んでしまいます。 早速摘出手術をプランニングしなくては(^^) スタッドボルトは完全にシリンダーヘッド内で折れていました。 作業ランク:ステージ1 先端が少しでも飛び出していればペンチなどで回すことができましたが…そう簡単にはいかないようです。 作業ランク:ステージ2 逆タップ(エキストラクター)を使って救出する。 買い置きがあったので試してみることにしました。 折れたボルトはM6サイズなので、ネジの山の部分が6ミリ、谷の部分が5ミリ程です。 エキストラクターのサイズに合わせ、まずは2.5ミリで穿孔します。 ま…特売品のエキストラクターでしたので…。 作業は一旦中断、もう少し丈夫なエキストラクターを探しにホムセンへ行くことに。 良かった…、これで救出できなければ…、 ステージ3 ボルト直径と同じドリルで穿孔し、再度ねじ山を再生する →しかし相手方はヘッドなので失敗時のリスクを考えると安全面からなるべく避けたい(^^;) ステージ4 更に一回り大きなドリルで穿孔し、リコイルする。 →こちらも高い精度が要求されます。 と、作業難易度が深まるところでした(^^;) …さて、これで完成のはずでしたが…、 恐らくスタッドボルトが折れ、マフラー脱落した時に分解したガスケットが一緒に落ちてしまい、残骸だけが残った感じでしょうか。 IN側が僅かに広がっていたようなので調整しておきました。 これで完成、排気漏れも無くなり慎ましいエンジン音が戻ってきました(^^) にほんブログ村
by love_cub
| 2017-07-31 00:39
| カブメンテ
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Comments(11)
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zQ_Qz at 2017-07-31 20:20
埋まったネジの救出は気が重いですから、一仕事でしたね。
スタッドボルトの組み込みには焼き付き防止グリースの塗布と、抜くことを考慮して締め込み過ぎないことが肝要かと思います。 本来ならナットで固定するべきだと思うのですが、隙間が無いんですよね、これが。
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雨ガエル1号
at 2017-08-01 14:16
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こんにちは。
相変わらず弄っておりますね~、 しかもバイク屋さんのような作業・・・凄い。 今年は、お休みが取りにくくて 安達太良へ顔を出せませんm(_ _;)m ゴメン!! またの機会によろしくお願いします。 皆様によろしくお伝えくださいませ。
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love_cub at 2017-08-02 05:45
>ゆーぱぱさん、
いつもありがとうございます。今回のネジの救出、相手がヘッドなので無傷で救出できて幸いでした。グリース塗布は良い事を聞きました。ナット固定は…全く隙間無しですね(^^)
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love_cub at 2017-08-02 05:59
>雨ガエル1号さん、
ご無沙汰しております、カブミーの件了解であります、過去最もコンディションの悪かった前回のカブミーに来て頂けただけで光栄です。 そっかぁ…雨ガエルさん来られないのは残念だなぁ…、でも…これは…快晴の予感が!(^^;)
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AMS
at 2017-11-06 22:45
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はじめまして、C65について調べてましたところ、こちらのブログにたどり着きました
当方、C65M(セル付)を所有しておりますが、車体カラーがマルエムブルーなんです 当時のカタログではダークグレー、 オリーブブラウンの2色だったみたいですね 逆輸入車??とか思ったり 結構な希少車かと思ってるのですが、その辺にお詳しい方とか居られますでしょうか?
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love_cub at 2017-11-08 09:27
>AMSさん初めまして、
C65Mをお持ちですか、間違いなく希少車です。 カタログは存在しないようですが、C65と同時期に販売されていました、輸入車ではなく、国内販売だと思います。 車台色はマルエムブルーの他は私も見た事がありません。稀にヤ○オクでも見かけます。 C65が販売された時期は多種多様なモデルが販売・改良されていました。C65がOHC初搭載としての実験車両的意味合いがあった事から、更にセル付きのM型も販売して様子を見ていたのではないでしょうか。 マルエムブルーはC102やCD105にも採用されていた事から、セル付きの専用色と捉えれば合点がいくところです。 …以上は私の聞きかじりの知識でしかありませんので参考に程度でお願いします。 知る人ぞ知る希少車C65M、是非大切に乗られて下さい(^^)
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AMS
at 2017-11-09 18:54
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マサ
at 2018-09-23 15:51
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こんにちは。
初めて投稿させて頂きます。 私のカブカスタム50CMYですが、マフラーの交換時ボルトが短かったので スタッドボルトリムーバーでスタッドボルトを交換していました。(中のガスケットは除去したのですが?) 所が一本は取れたのですが、片方が折れてしまいました。 それで、管理人様と同じ手法でしようとおもいますが、カブは立てたままでされたのでしょうか? 横に倒してしてする場合、ガソリンとオイルは抜いたほうがいいでしょうか?バッテリーはメンテナンスフリーの分です。 スタッドボルトの頭はヘッドすれすれで折れていたので、表面は平にしています。 この作業スタッドボルトの芯出しが重要そうなので、アドバイス等ありましたらよろしくお願いします。
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love_cub at 2018-09-23 16:41
>マサさん
初めまして、ご質問の件回答致します。 >カブは立てたままでされたのでしょうか? →この時は立てたままでした。私は床に寝そべって作業しました。 >横に倒してしてする場合、ガソリンとオイルは抜いたほうがいいでしょうか? →完全に横にする場合は抜く事になると思います。 ※ご来訪有り難い限りでございますが、このブログは素人思い付きのデタラメ整備を綴ったものです、もっともらしく書いてありますが、何の保証も裏付けデータもごさいません。 あくまで参考程度に留め、重要な整備はバイク屋さんによるプロ整備をお勧め致します。
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ken
at 2020-06-12 19:15
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初めまして
私のカブカスタム90のスタッドボルトがスタッドボルトリムーバーを使ったのですが折れ込んでしまいました。 そこでネットで情報を探していてこちらに辿り着きました。 トーチランプで加熱されてますが、アルミなので鉄みたいに赤く焼けるとかないですよね。 加熱の目安とかはどう判断すればいいでしょうか? どうかご教示お願い致します。m(__)m
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love_cub at 2020-06-12 22:07
>kenさん
初めまして、スタッドボルトリムーバーの存在は知りませんでした、このような物があったのですね、部位によっては有効かもしれません。 バーナーの加熱は適当な具合でしょうか、ボルトよりアルミ部を加熱するイメージでした。 写真のやり方でダメな時は、ステージ3、4と進んで下さい。ご健闘をお祈り申し上げます。 何事も最初から上手くはいきませんし、私のやり方が正しいとは私自身思っておりません。 全ては自身のスキル向上のための自己責任と考えられない場合は、素直にプロに任せる方が間違いありません。
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