カブ70・足廻り、駆動系メンテ |

発注していたパーツがようやく揃いました。
まずはタイヤ交換です。

カブ70のタイヤサイズは、
前:2.25-17
後:2.50-17
と、前後で太さが違います。

リムもF1.2、R1.4と異なります。
ちなみに他のカブでは、
カブ50 前後2.25-17
カブ90 前後2.50-17
と、50が燃費を狙ったもの、90は積載性に主眼を置いたものと思われます。
となると、カブ70は軽快さとタフネスさを兼ね備えたイイトコ取りのタイヤ設定ではないでしょうか。
マニアックさがここにも見て取れますネ。(^^)
今回、チューブも交換しようと思ったのですが、前後ともタフアップチューブが入っており、パンク歴も無かったことからこのまま組み込みました。
出先でパンクした時は助かりますし、買うと結構高価ですからね。
チューブも前後にデフォルトのサイズが入っていました。

今回、新品チューブも購入したのでスペア用にお付けします。
次のタイヤ交換の時にお考えください。(^^)
ちなみに私はタフアップは苦手なので(液漏れするとホイールが腐食する)、普通のチューブにしています。(^^)
タイヤ銘柄は前後ともミシュランM35、

もちろん指定サイズを組み込みました。
M35はライフは短い(特にリアは3千㎞程度)ですが、グリップ・乗り味共に性能は抜群です。何よりパターンがカッコイイ!
個人的にこの車体色(タスマニアグリーンメタリック)には特に合うと思っています。(^^)
この車両は '98年式、 走行距離 1万9千㎞、
履いていたタイヤの製造年は
F:'00年
R:'06年
製造年と距離数から、Fは1回、Rは2回以上交換されたことが分かります。
Fの減りは遅いので、1万㎞程度は持つと思います。
Rは長くて6千㎞程度でしょうか、最後に交換されたのが'06年以降なので、タイヤの減り具合からすると近年はあまり乗られていなかったようです。
チューブとリムの状態からパンク歴はありません。バイク屋さんでキチンと交換されていたようです。
組み込みは難易度が高かったです。
特にフロントは、タイヤ&リムが細いので、厚みのあるタフアップチューブをうまく収めるのが難しかったです。
エアーを入れながらタイヤ内にうまく収まるようにしないと、ビードとリムの間にチューブがハミ出してしまいます。
無事組み上がり、エアー漏れもありませんでした。ホッ(^^)
ブレーキドラムとライニングに軽くペーパーをあててからパネルを組み込みます。
ベアリングはまだ問題無く使用できますネ。

ハブダンパーも新品に交換です。

見た目には大丈夫そうですが、だいぶ削れています。開けたときにもゴムの削りカスが結構ありました。
それほど値の張るモノではないので(1500円程度)交換しました。

交換後にハブを組んでみると、ピチッ!とハマります。
これこれ!この感じ! やっぱり定期交換部品ですネ!
次はカブのライフラインとも言える、ドライブチェン&スプロケです。

非力なカブにとって、空気圧と同様に毎回チェックしてロスの低減を図りたい箇所です。
今回は社外製ですが定評のあるパーツを使用しました。

・ドライブチェン:DID製/420D-100RB(強化タイプ)
・Fスプロケ:キタコ製/14丁
・Rスプロケ:キタコ製/36丁 ※まだ届かず

チェーンは固着、ケース内はサビサビ&コテコテのシドい状態でした。
今回戸惑ったのが、C70のチェーンコマ数は 96リンク なことでした。
カブ50、90ともに 98リンクというコマ数しか経験が無いので、4コマも詰めるのはなんかドキドキなのですが・・・。
たしかにスプロケが 14/36 と他のカブに比べ小さめなのです。
カブ50 13/40 98L
カブ70 14/36 96L
カブ90 15/39 98L
セル付 13/42 100L(カスタム50,リトル)
チェーンが短い分、フリクションロスも少ない?
ま・・・僅かでしょうけどネ、気分的には大事な所です。(^^;
付いていたチェーンも、DIDの適合表も、どちらも96Lでした。
確証は得ているとはいえ一度カットすると後戻りはできないので・・・、

いいんだよね? と自分に言い聞かせながらカットしました。(^^)
そうそう、チェーンスライダー(ドライブチェンケースパッキン)も交換します。


このとおり、お逝きになられた状態でしたので・・・。
純正部品で300円くらいです。

ここがスムーズだと燃費や静粛性も向上しますネ(^^)

さて、私の勘違いでRスプロケが未発注でした、てっきり注文したつもりでおりました。(^^;
南海部品にも36丁は在庫切れとのことでア○ゾンさんにてオーダー、納車日に届くとのことでした。
junz06さんスミマセン。
次はメータワイヤー、

このとおり被覆が破れておりました。

メータはまだ動きますが、このままだと徐々に渋くなり切れてしまうので迷わず交換です。
メータワイヤーは、ステムの中を通ってメータへつながっています。

取り廻しを間違うとワイヤーが邪魔してハンドルが切れなくなったり、重大な事故に繋がりかねませんのでご注意を。
リア廻り組み込み前に、タイヤに隠れていた部分の洗浄を行いました。

特に異常を認めなかったので足廻りは組み上げて完成です。
さて、26日はいよいよ引き渡し日、残すは機関廻りと外装組み込みです。(^^)

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出ーすーぎーですよー(^^)
本当にfjtさんとすばらしいご縁
があったんだなぁ。
いよいよですね、明日からよろしくお願いします。カブの生活スタートします‼︎
エンジン廻りも終わりましたので、あとは外装組むだけです。
こちらこそよろしくお願いします、たまたまお譲り出来るカブがあった事も良かったですし、私のメンテスキルもまた一歩前進した気がします。(^^)
カブは古典的な乗り物ですが、バイクの基礎がそこのあると思います。遅いのですが、そこがまた楽しいですよ!(^^;
あのパーツ、知らないうちに減っていますネ。(^^)
ついつい忘れがちですが、チェーンと一緒に換えたい部品ですね。
それとチェン調整、何回やってもベストを出すのは難しいです。

C-70カブのリムサイズは承知しておりますが、C-90は更に太いリムでしょうかぁ?
これからアルミリムに履き替えようかと画策しておりますもので・・・
しかし、ミシュランやピレリはなんであんなにビードが硬いんでしょうかねぇ?
あたしは、東南アジア製M35モドキですから、タイヤレバーは最後の最後にしか使いませんがァ・・・
C90は前後1.4でした、1.2だとハンドリングが軽快になりますね。
ミシュラン硬い気がしました、レバーも極力使いたくないのですが、手入れでリムも曲げたくないのでどうしても使っちゃいますね、指でチューブ探りながら。(^^;