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セローメンテ/チューブレスホイールへ換装

 先日、セローのリアホイール(チューブレス)を入手しました。

 私のセロー225W(4JG1)は、チューブ入りでIRCのTR-011ツーリストを履いています。
 このタイヤ、もともとトライアル用なので、泥ちゅる路以外のグリップは抜群です。
 なので私のような初心者がトコトコ林道散策するにも大変頼りになるタイヤなのですが、普段使いにはちょっと問題(欠点)がありました。

 ※右側の新品タイヤが TR-011ツーリスト
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≪TR-011ツーリストの短所≫
 ・コーナーでたわむ(一気にグニャッ!といきます)
 ・燃費が悪化 (26~27㎞/Lと、10%ほどダウン)
 ・ライフが短い(舗装路メインだと5千㎞もたない?)


 以前から考えていたのですが、ホイールをもう1セット持っていれば、ステージに合わせたタイヤをチョイスできるのでは。

 実は以前からセローのホイールをオークションで物色していたのですが、かなりの高値で取引されているのです。
 人気の要因の一つに、トリッカーにセローのホイールを履いた「セロッカー」仕様が人気のためです。
  ↓ こんなのです。
セローメンテ/チューブレスホイールへ換装_a0279883_17363454.jpg

 セローより小柄でマスの集中したトリッカーをトライアル仕様にして乗るのが流行っているのだとか。
 トリッカーのホイールはタイヤの選択肢が無い(F19/R16)ため、ハブが完全互換で流通量の多いセローのホイール(F21/R18)は格好の的といえます。

 そしてセローについては、225WE型(4JG5/'97)からリアのみチューブレスホイールが採用され、250とも互換性があり非常に人気が高いのです。

 TR-011ツーリストは元々チューブレス仕様です(私はチューブを入れて使用)、チューブ入りでも使用できますが空気圧を落として走行するとチューブが暴れてビードが外れるらしく(強化チューブの方が顕著に)、どうやら本来チューブレスで使う設計のようなのです。

 しかしセロー乗りの間では、チューブレスに替えるのはイケてないチューンの一つとされます(モトクロス系のタイヤはチューブがほとんどで、ホイールも重くなる)が、私はこのTR-011が履ければ良いので以前からチューブレスホイールを狙っていました。
 
 ・ノーマルホイール →ノーマルタイヤ
 ・チューブレスホイール →TR-011ツーリスト

 で揃えておきたいと考えていたのです。



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 今回念願のチューブレスホイールを手に入れたのですが(セロー250用、美品につき高かった!)

 簡単にポン付けできると思っていましたが少々考えが甘かったです。
 スプロケの取り付け部分が全く違い、225WEの後期型(5MP/'00)から、それまで無かったハブダンパー内蔵型のスプロケとなり、値段もかなり高価(13,000円くらい)になっています。

 そしてスプロケの固定ボルトの突き出し量がやや多く、スプロケガードのステーに干渉するのでした。

 「現在のスプロケは使えない」 「干渉部分がある
 この日の作業は中断、仕切り直しとなりました。
 

 風呂に入って気を静めながら頭の中でフローチャートしていました、

・このホイールを使うか? → 使う売り払う
・スプロケはどうする? → ノーマルアダプターで対応
・スプロケガードの干渉は? → 加工スイングアーム交換

 方針は決まりました、あとはブレずに?(^^; 遂行するだけです。
 


 数日後、部品も揃い再着手することにしました。

 せっかく手に入れた完品のホイール、振れもほとんど無くベアリングもOKの極上品です。
 ブレーキローターはボルト3本で移植可能、ここは完全互換です。
 カラー類もそのまま使用できます。

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 スプロケはアダプターを使用することにしました。

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 こうすることでチューブ仕様と同じ安価なスプロケ(2千円くらい)が使用可能です。


 さて、問題の干渉箇所の加工です。

 スプロケガードは万一に備え装着しておきたい。
 ホイール側のボルトは多少長いため削るのはOKであろう。

 計測の結果、私のセローよりスプロケボルトが5㎜ほど長いためにスイングアームの内側にあるスプロケガードのステーに干渉するのです。

 ここを削るとスプロケガードの強度は落ちますが、スイングアームの強度には影響しません。つまり走行に影響が無いのであれば・・・、
 迷いはありません、削るのみです。(^^)

 スネイルカム(チェン調整用のプレート)が前側の"3"付近(後側は9まで調整可能)で干渉しないように削りました。
 このホイール(TR-011用)を履くとき、Fスプロケは13丁(純正は15丁)にしているので、ここまで削っておけば大丈夫と考えました。

 グラインダーでギュインギュインと削り、サビ留めの塗装をしておきました。

 
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 組み付けてみると・・・、大丈夫です、どこも干渉していません。


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 よしよし、これで「舗装/ダート」に合わせたタイヤチョイスが簡単になりました。

 ますますセロー依存度が高くなってしまいそうで怖いです。(^^)


※リヤチューブのセロー225に250用のホイールはポン付け不可です! 決してオススメできませんので作業をされる方はあくまで自己責任でお願いします。(^^;


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by love_cub | 2013-08-25 17:44 | セロー225 | Comments(0)
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