カブにオイルクーラーを付けている方は結構いらっしゃると思います。
エンジンチューンをした際に一緒に装着することも多いのかなと思います。 私も以前、一度だけ それほど大きいサイズではない、それもあまり放熱性が良くないタイプのものでした。 にも関わらず真夏以外では適温なることがなく、役に立った印象がありませんでした。(^^;) 元々私はオイルクーラーより、オイルそのものの温度に興味がありました。 最初のカブ90の時に油温計(ヨシムラ製デジタル/ドレンボルトセンサー)を付け、油温のチェックをしていました。 オイルの管理はもちろん、ノーマル状態からキャブ変更、マフラー変更等をしていく過程でどのような変化が訪れるか確認したかったのです。 その結果、通常使用では真夏でも80℃程度と、非常に安定したものでした。 キャブ交換やマフラー交換でもさほど変化はありませんでした。 一度だけ 100℃を超えた時があり、その時の状況ですが、 ・真夏の日中、気温33℃以上? ・妻とのタンデム(これが効いた!) ・福島市内からみちゆへのR115号の延々と続く10%勾配 ・オイル交換末期・・・ と、最悪の条件が重なった時でした。 急激な油温上昇に一旦木陰で休ませました。 しかし、この時のエンジンフィールは単に熱ダレくらいにしか感じませんでした。人間の勘って、あてにならない時もあります。(^^) ※ちなみにエンジンはカブ90純正ではなく、SPD100でした。 カブのエンジンは空冷です。もちろんオイルでも冷えますが、ヘッド周りの温度上昇に関しては、燃調や吸排気のほうが大きく関わっており、オイルで冷やせるようなものではないと思います。 このあたりはいかに冷やすかではなく、いかに効率の良いチューニングをするかにかかっていると思います。 ボアアップだけでヘッドチューンをしなかったりすると熱がこもったり、燃調が薄いと異常燃焼や高回転時の燃料冷却不足により高温となる恐れがあります。 どんなにヘビーチューンしたエンジンでも、セッティングさえ適正であれば、街乗りではオイルクーラーが必要になる場面はほとんどないかと思います。 ヘッド右側のフィンがオイルクーラーと同様の役割をしておりますので、ここで充分冷えてくれるのです。 オイルポンプから吐出されるオイルは ヘッド系統と、クラッチ系統 に分かれます。それ以外にクランクケース内に溜まりギアを潤滑する分もあります。 なのでヘッド取り出しで冷えるオイルは3割程度と考えられます。 そもそもヘッドに行くオイルは純粋にカムの潤滑のみに使用されるため、オイルの温度がいくら低くてもヘッド周りの温度を下げることはできないと思います。 JUNインターナショナルでも、「必要に応じて」 としか説かれておらず、あくまでユーザーの判断での装着となります。 オーバーヒートすることのリスクより、オイルラインが煩雑になりメカニカルエラーによって発生するリスクの方が大との考えのようです。 横型エンジン搭載車の中でもカブはレッグシールドで流速が速められ、シリンダー全体がしっかり冷える構造なので、走っている限り安心かと思います。 カブの場合、オイル管理さえしっかりしておけばオイルクーラーが活躍する場面はそうそう訪れないとか思います。 寒冷地である私の地域では尚更のことですネ。(^^) ↓役に立った時だけお願いします にほんブログ村
by love_cub
| 2013-12-11 19:41
| カブ
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Comments(2)
Commented
by
sirocub110
at 2013-12-12 09:42
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おはようございます
そういえば カブのレッグシールドは秀逸な部品ですね 雨除け 泥除けも兼ねてますね(笑 真夏の急坂でパワーが無いと思ってるのは熱ダレもあるかもしれませんがキャブ車で高地もだめですね(ノーマル車 あと高温での密度の低い空気が影響してるのかも・・・
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>sirocub110さんこんにちは、
カブのカタチには全てにおいて理由がありますよね、歴史と思想を感じます。 キャブ車の鬼門、真夏の高地・・・空気密度はかなり低下、まともに走った試しがありません。(^^;)
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