先日より組み込み作業をしているダックスロータリー4速ですが、
当初、4速ギアのみを12Vモンキー用に交換し、よりスムーズな変速比を狙いました。 メイン/カウンター (ギア比) 24/23 (0.958) ダックス6V ↓ ↓ 23/24 (1.043) モンキー12V しかし、届いた4速ギアを見てみると、カウンター側の4速ギアの厚みが違うのでした。 左:6Vダックス用 8.0㎜ 右:12Vモンキー用 9.7㎜ 見た目にもかなり厚いです。どうやら斜めにカットされている部分の厚みが増しているようです。 この違いはスムーズなシフトチェンジと強度確保のためだと思いますが、このままではクランクケースに収まりません。 どうする? a. b.ギアを削る・・・?△ ・・・しかし通常ではギアを削るという手法は有り得ません。 と、あらためてダックスのミッションを見ると、3-4速の間にカラー(ワッシャー)があります。 結構な厚み(5.2㎜)があり、これをギアの分薄くすれば良いのでは?と考えました。 c. モンキー用のパーツリストを見ると、同じところにワッシャーがあります。 パーツリストには厚みまでは載っていませんが、気持ち薄めに?描いてあるような気がします。(^^) これが現在のワッシャー(5.2㎜)よりギアの厚み(1.7㎜)だけ薄い 3.5㎜だと理論上同じ幅になります。 ・・・数日後パーツが届き、寸法をチェックしてみました。 おぉ、薄いぞ! ・・・と言うか、薄過ぎでは? もうほとんど厚みがありません、3.5㎜どころか1.0㎜でした 。 ・・・でもまぁ狭いだけあってミッション幅には収まるでしょう。(隙間にはワッシャでも入れますか) あとは厚くなった4速ギアがうまく噛み合うかの検証です。 ・・・と、ここで大問題が発覚! (と言うか大ポカ) メイン側の4速と3速が連結する時の凹凸の大きさが違うのです。 左:6Vダックス用 右:12Vモンキー用 改めてダックスのものと見比べるとその差は歴然、凹/凸の数は一緒ですが、12Vモンキーの方が小径(楕円)化されているのです。 つまり、4速のみの交換は不可、 3-4速セットでの交換が必要 ということでした。 これについては、もう少し調査を深めていれば気付いたと思います。 完全に私のミステークでした。 ・・・更に待つこと1週間、12Vモンキー用の3-4速ギアを手に入れました。 ※写真はすでに比較用で上で使いましたが。(^^;) 届いたギアを良く見てみると、4速だけでなく、3速のギアも厚みがあることが分かりました。 なるほど、3-4速両方のギアに厚みを持たせたので、中間のワッシャが薄かったのか! 3-4速を組み合わせた高さは、6V、12V 共に同じであることが分かりました。 よ~し、寸法はピッタリ、あとは動作確認だけとなりました。 再び仮組み、シフト動作確認です。 N →1 →2 →3 →4、そして・・・再度 →N! よし! 異常なし! 厚くなった4速ギアとの干渉も無く、スムーズにチェンジします。 よしよし、これで純正部品で組む 4速クロスミッションのできあがり! あらためて12Vのギアを良く見てみると、厚みが増しただけではなく斜めの面取りがされており、よりスムーズな噛み合いが出来るように改良されているのが分かります。 このへんはカタログ値には出ないシフトフィールや耐久性に関わって来るものですね。長年の改良はダテでは無いようです。 ≪教訓≫ ・6Vに12Vギアを組み込む時は、3-4速がセットとなる。 ・12V用になり、ミッションの信頼性・操作性が向上している。 また、ミッションで懸案だった、カウンターシャフトが3㎜かった件ですが、ケースを加工することでクリアしました。 手前の軸受部、15㎜程度の穴を開けました。 ここはベアリングが収まる裏側になりますが、構造上支障のない部分です。 これでなんとか4速化の見通しが立ちました。 次は洗浄、ベアリングやキックギアの交換をし、クランクケースを閉じる準備にかかりたいと思います。(^^) ↓役にたった時だけクリックお願いします。 にほんブログ村
by love_cub
| 2013-11-07 23:39
| カブ
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