先週末、各地で桜も見頃となり、バイクを乗るにも最適な気候でしたね。
私自身バイクを乗る機会に恵まれませんでしたが、こんな車両を仕入れて来ました。 スーパーカブ90 ('96) 型式:HA02-21~ 寸法:1,805×660×1,015 ホイールベース:1,175 最低地上高:135 シート高:735 車両重量:86㎏ 乗車定員:2人 燃料消費率:60.0km/L(60km/h定地走行) エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒 排気量:85cc 内径×行程:47.0×49.5㎜ 圧縮比:9.1 最高出力:7.0PS/7,000rpm 最大トルク:0.79kgf・m/5,500rpm 燃料タンク容量:4.0L 変速機形式 常時噛合式3段リターン タイヤ:2.50-17(前後) 私がカブに目覚めることになった一台、スーパーカブ90DX(HA02型)です。 リターンライダーとして10年振りの車両でありましたが、乗る楽しさを求めた訳ではなく、当時は結婚したばかりとあり、経費節減の切り札がこのスーパーカブ90でした。 購入当時も全くモデルチェンジをしないその質実剛健さに注目していましたし、全て理にかなった必然の機能美にも惹かれていました。 しかし当時のカブ人気は都市部でいくらかあったくらいで、地方においてはオシャレ感覚で乗る人間は皆無でした。 仕方なくて乗っているんだね・・・のような・・・。 ましてや私の若い時分には、バイク乗りの間でカブに乗ることには屈辱的な意味合いがありました。 そんな中購入したスーパーカブ90は本当に良く働いてくれました。 ・通勤してみればリッター50㎞近く走るし、タイヤもほとんど減らない。 ・機動性も抜群で、下道のツーリングなら大型二輪にもついて行けます。 ・丈夫なキャリアには大きな荷物も余裕で積めます。 ・二人乗りができるので、妻とのちょい乗りやツーリングも楽しめました。 ・渋滞にハマっても、エンジンを停めて歩道を押すという裏ワザも楽にこなせます。 そのサイズとデザインが醸し出す雰囲気は、日本の風景に溶け込み、どこに連れて行っても邪魔になることが無く、まさに一心同体、頼りになる相棒でした。なぜみんなこんなに良いバイクを放っておくのだろうと思ったほどです。 バイクを忘れるために買った一台が、のちにバイク熱を再燃させる事になるとは考えもつきませんでした。 その最初の一台目は、若気の至りで色々といじり倒してしまい3年で売却してしまいましたが、その頃には他に3台のカブを所有しているほどカブに没頭していました。 あれから9年、どうしても最初の一台が忘れられず、'96モデルのカブ90の出物を探していました。 そして今回、縁あってめぐり会うことができました。全体的に程度も良く、すぐに走れる状態です。 この質実剛健なイメージのグラフィックは'96年式のカブ群に共通のもの。(カスタムは除く) 車名の後ろに “DX” が付くのは、メタリックカラーと、両側ミラー の証しと記憶しております。(違っていたらゴメンなさい!) このグリーンメタリックはとても綺麗な色で、光の当たり具合でキラキラと変化する深みのある色です。 カブ90DXのイメージカラーといったらこの色ですね。 カブ90はこの後、 '98:Fブレーキがビッグドラム、ガード付きマフラー(70も同時変更、最終モデルとなる) '00:排ガス規制でキャブセッティング変更 '02:グラフィックの変更(事実上の最終型) と小変更を受け'07まで販売されますが、後継機種であるスーパーカブ110のデビュー('09)に伴い、静かにその生涯に幕を下ろします。 カブ90マニアの間では、排ガス規制前で制動力の向上した'98モデルの人気があり、指名買いする方もおられるとか。(70もビッグドラムだったことはベスパンさんに訊きました、カブ70はそれが最終でありプレミアモデルです。タンデムステップも折り畳み式になっています。) でも私はこの小さいドラムのほうが端正で好みです。 色々とイジりたい訳ではなく、普通に乗られるカブとして手元に置きたい一台でした。 思いもかけず早い時期に手に入ってしまったので、登録はもう少し先ですが、やはりプコブルーと連れ立って出掛けたい一台です。 ↓ 役に立った時だけ押してください。(^^) にほんブログ村
by love_cub
| 2013-04-16 00:10
| 愛車紹介
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Comments(12)
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sirocub110
at 2013-04-16 05:28
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紆余曲折を経ておたがいにカブの良いところがわかる
ようになったのでしょうね たしかに若いころは馬力とか速さを求めていましたね(笑 僕も中学生のころ無免許で乗ったのがカブでした 衝撃的でしたね。。。。 右手をひねるだけで前に進むなんて(笑 ホンダさんもバイク先進国のヨーロッパから 学んで作ったジュノオの失敗がなければ レッグシールドが売りのカブは生まれなかったのですけどね
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四キロワット
at 2013-04-16 22:39
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バイクに対する思い、カブに対する愛情を深く感じました。
僕も十代はローリング族でしたぁ(^ー^) 早く走ることだけに夢中でした(*^^*) カブに触れて二輪の楽しさが甦ったのも事実。でもそこに無謀さはなく、ただ習熟した楽しさのみが自分の中にわきだすってのが僕の日常です。 カブっ深いですねぃ( ̄▽ ̄;)
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love_cub at 2013-04-16 23:10
>sirocub110さんこんばんは、
誰もが一度は通るカブ道、そして終着点でもあります。 モーターサイクルの一つの原点だと思います。ホンダの情熱が無ければ世に送り出されることもありませんでした。 バイク史において紀元前・紀元後にあたる程の出来事、その時代の一遍に生きられた私たちは幸運だと思います。
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love_cub at 2013-04-16 23:23
>マルコメさんこんばんは、
乗った感じはCDの方が圧倒的にバイクらしくて乗り心地も良いです。 でも誰もが簡単にタフに使えることに割り切った潔さにはバイクの元素のような存在を感じます。 CD50は4速を使い切って走るとかなり速いですよね、更にCD90だと軽二輪と変わらない機動性が、ギア比も絶妙なんですよね。(^^)
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love_cub at 2013-04-16 23:30
>四キロワットさん、いつもありがとうございます。
私と同じ匂いがしますね、私も遅いバイクには我慢がなりませんでした。 あの頃全く目もくれなかったカブにバイクの楽しさを教えられることになりました。 あらためてバイクの基礎も学んでいます。(^^) これだけ万人に愛されるモーターサイクルはなかなか無いですね。
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GUTTI
at 2013-04-17 06:14
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私にとっての最初の一台目が現在所有の『プレスカブ』です。
すごく、かわいい相棒です。できるだけ長く付き合いたいです (*^▽^*) 先日 『花見山』 にカブライドしてきました。 交通規制が厳しいのですが、 カブだと(50CC)阿部様邸の駐車場まで行けるんですね ( *´艸`) カブ、最高です ♪♪♪
>GUTTIさんこんにちは、
私も10台のカブを乗リ継ぎましたが、やはり最初のカブが一番思い出深いです。GUTTIさんも色んな所に相棒を連れ出してください。 花見山、私も妻とタンデムで行った経験がありますがカブはスルーなんですよね、上の売店のある場所の好きな所に停めていいと言われました。なんか申し訳ないような優越感のような気持ちでした。(^^)
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BIKER
at 2013-12-07 12:03
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私も高校生の時、当時禁止されていた免許をコッソリ取り、学校にばれずに乗りたいために、一番ダサいバイクとして買ったのがカブでした。
10年間愛用し、不幸にももらい事故で失ってしまいましたが、その愛車が’98年式のカブ90DXでした。 ’99年に600キロくらいしか走っていないものを12万円で買ったものです。 その後たくさんのバイクを購入してきましたが、ずっと手放さずに乗っていたのが、このカブ90とその後大学時代に購入したマジェスティでした。 北海道から東京、広島に鹿児島と・・・学生時代は日本中をこのカブで走りました。 ベタぼれの愛車でした。 いまでも、街中でタスマニアグリーンメタリックのカブをみると、相棒のことを思い出します。 いまでも、いまでも、同じカブが、程度の良い状態で売ってあったら、是非また乗りたいとずっと思っています。 色々なメンテナンスも覚え、恐ろしくローコストの維持費で、いつでも・どんなときでも・どこへでも連れて行ってくれる、 最高の相棒(乗り物)だったと思っています。
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love_cub at 2013-12-07 17:45
>BIKERさんこんばんは、
'98の90DXですか、フロント大径ドラムになった型ですね、排ガス規制前の一瞬だけ販売された幻の90DX、走行600㎞が12万円ですか、今ではあり得ない価格ですね。(^^) 最初のバイクって思い出深いですよね、タスマニアグリーンメタリックは90DXに最も似合う色でした。本当に相棒って感じですよね、私も同じ想いです。
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リュウ
at 2016-12-01 22:22
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はじめまして、最近、人生初めてカブデビューしました。
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love_cub at 2016-12-04 16:27
>リュウさん初めまして、コメ返が遅れ失礼致しました。
手に入れたのは90でしょうか、カブはどの時代の車両でも味がありますが、私は完熟の域に達した'90年代の鉄カブが好みです。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
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